オタ文化紹介企画概要

今回のオタ文化紹介企画では、3回のレクチャーと4本のコラムを
予定しています。で、頭の中の整理という意味と、公開による質の向上を
狙って少しずつ概要を書き連ねていこうかなと。そういうわけで今回は
レクチャーの概要と目的を簡単にまとめたいと思います。


今回のレクチャーの狙いは、聴衆に日本のオタク業界の現状(といっても
時間の都合上一面になりますが)を伝え、それと比較したアメリ
オタ業界との違いを吟味することです。この違いというものを認識することに
より、アメ人オタには自分らの文化を見直し、新たな視点でより
楽しいことを探す機会が、日本人にはアメリカを知ることにより、
よりオタ文化を広めやすくなるという利点が与えられます。


第一回のテーマは「萌え」とは何か。バレンタインパーティということで、
テーマもぴったり?です。今のオタ業界は「萌えの世代」と形容されるほどに
「萌え」、別の見方をすれば「キャラクター」と「セッティング」に
非常に力点がおかれた文化を構成しています。このことを様々な例を出し、
また、やおい&BL文化をふまえつつ説明していこうかと考えています。
アメ人側からのフィードバックとしては、アメリカにも日本の萌えに
相当するものがあるか、言い換えれば萌えという言葉の概念を把握できれば
すぐに使いこなすことができるか、ということを中心に聞けたらなと
思っています。


第二回のテーマは萌え文化とビジネス。「シスプリ」「ラブひな」「マリみて
の三作品を例として使い、これらを取り巻くユーザーの作品に対する
接し方と、企業が果たした役割を説明していこうかと考えています。
フィードバックとしては、アメリカにおけるキャラの扱われ方、
アメリカ人は作品に対してどう接するか、アニメファンカルチャーの構造、
などを聞ければいいなと思っています。


第三回ではまず、一、二回で集めた情報を基にアメ人オタの友達と協力して
日米の違いを比較検討した結果を発表。それの是非について集まった
人たちで協議し、最終結果を出そうと考えています。


かなりアブストラクトな説明ですが、現状ではこんな感じのことを
考えています。何かご意見がある方がいましたら、コメントまたは
連絡先までお願いします。