２つの米オタ

今日は某友人の彼女が遥々日本から遊びに来ていたので、
迎撃の飯でも食うかと日本人で集まり飲茶をしてきました。
その中に一人アメリカ人が混じっていたのですが、彼がまた
かなりの日本語使い。当然のごとく日本のマンガやアニメも好き
とのことで、話もなかなかに盛り上がりました。
アメ人オタと接していてだんだんわかってきたことなのですが、
どうやら彼らは二種類の人種に分られるもようです。
それは、「美少女」ありorなし。米国でもこの差は結構大きいです。
美少女あり系の人らはまんまオタクって感じの人たちなので
ここでは詳しく説明しませんが、なし派の人は、日本の一般的な
大学生にかなり近い感じです。好きなマンガもスラムダンクや
ジョジョ、マサルさんなど大衆受けし、ストーリーもしっかりしている
ものが多い。これらのマンガを好きだとしても日本ではオタ扱い
されることはないですが、アメリカの場合どうやらある程度
ひとくくりに見られてしまうようです。アニ研（仮称）部長のE氏
なんかも典型的な後者かと。

その後、話が盛り上がったので部屋に招いて色々話すことに。
例の日本人萌え化に関して聞いてみたところ、うんうんうなずいて
確かにあると言っておりました。彼も授業で「日本人彼女募集中」
Ｔシャツ男を目撃したとか。決して多くはないが、確実に存在する
とのことです。ちなみに彼の見解では、日本語専攻のほとんどの人は
マンガやアニメが好き。そのうちの何割かは非常に濃く、授業前に
イラストを交換していたりするそうです。見る専門か、何かを創り始めるか
というのもちょうどいい線引きになるかも。まあこの辺は
日本でも一緒ですが。ところで上では美少女で区分けをしましたが、
女性の場合はやおいで一本、創作（コスプレ、絵、翻訳など）で一本線が引ける
感じがします。

まとめると、アメリカのオタと呼ばれる人種には２種類いて、
美少女、やおい、創作のどれかにかかわる典型的オタクと、
一般的マンガが好きな、日本のごく普通の学生っぽい人種に分けられる
といったところでしょうか。日本ではあまりにマンガがありふれているため
マンガ好き＝オタと短絡的に考えられることはないですが、アメリカの場合
そうともいかないようです。