Sprited Away

今日はルームメイトと千と千尋の神隠しを観ました。
北米版ということで色はノーマル。赤かったらとても紹介
できる代物じゃないので安心です。秋にやるプロジェクトで
千と千尋の神隠しから見る日本人的信仰・神に対する考え方」
みたいなのをやろうかと思っているんで、その下調べも兼ねての鑑賞。


日本語音声英字幕で見ていたのですが、気になったのは、
過剰な説明と解釈の変化。千尋はいい意味でとっても日本的な作品なので、
アメリカ人が見るにはどうしても説明が不足になってしまうようです。
例えば、豚小屋でハクと会った後、振り返ると龍が舞っていたシーンでは、
誰もしゃべっていないのに「あれはハクね」みたいな感じの字幕が現れたり、
その豚小屋に向かうシーンでは、花の小道を抜ける場面で、
「これは一人でもう一度来ることはできないということを示唆している」
のような説明が現れたりします(記憶が正しければ)。酷いのは、
ハクが名前を思い出したシーンで、「私の本当の名前はミギハヤミコハクヌシ」
の後の「すごい名前、神様みたい」ってのが、
「その川は埋められたのよ。今はアパートになってる」
「だから帰る道を失ってしまったんだね」って、なんじゃそりゃ〜〜〜。
感動のシーンが台無し。
とまあ、そんな感じのシーンが目白押しで、個人的には結構いらついて観てました。
ローカライズは必要なんで、まあ、しゃあないっていえばしゃあないんだけど。。。


ちなみにルームメイト、敬虔なクリスチャンなんですが、
あんなのが神様じゃ全てを託すことができないって言ってました。
一神教とは神の概念が根本的に違うようでw