それは国際化じゃねえ



最近ふと思ったのですが、日本に居ながら「国際化」を唱えてる人たちって、すごく大きな勘違いをしていると思うのですよ。


というのは、彼らが目指しているものって結局、「日本人は島国根性を捨てて外人ぽく振舞えるようになろう」ってとこにあるじゃないですか。


その考え方からして、島国根性捨ててないというかw




自分の一年半足らずの経験からの発言で恐縮なのですが、国際化というのには2つのステップがあるとおもうのですよ。


最初のステップは、外国人は自分らとは違う文化を持っていると知る過程。これはある意味常識であり、ある程度成長すれば誰でも知っていることでしょう。


で、第二のステップが、色々な国の人が集まる場で、日本人として振舞えるようになる過程。これは実際に経験がないと多少大変かもしれません。




問題は、第二のステップを経験したことない人が国際化を叫ぶことにより、国内において誤解を広めるところにあるのではないかと思います。


外国人と頻繁にコミュニケーションを取ったことのない人たちは、自分らの日常感覚である「社会に出るということは、他人にうまく合わせること」という考えを延長し「国際社会に出ることは、外国人に合わせること」だと考えたのではないでしょうか?


しかし、いろいろな国の人が一同に会する場でそれぞれの国の人が求められていることというのは、あくまでも、その国の人として振舞うことだと思うんですよ。


「違いを理解して」なんていうのは、その場に居合わせれば誰でもわかるし出来ることであり、第一のステップを経ている人なら特に困ることはないと思います。


問題は、その場に居合わせた「日本人」として、どう振舞うかだと思います。


そのためには、もっと自国のことを知り、語る言葉を持ち、さらに各国との国際的な関係も把握しておくことが重要だと思います。特に第二次大戦がらみは未だ恐ろしく引きずってるんで押さえておくべきかと。




で、間違った国際化を唱える人たちの最前線に居るのが、カタカナ読みの名前をつける人だと思います。


あれって、あらゆる意味で意味がないと思いますよw


まず、国際社会に出そうとしているのに、どこの国の人かも分からんような名前を付けても意味がない。国ごとに多種多様な名前があるのは当然なのに、何でどっかの国を真似たような名前を付ける必要があるのかw


第二に、活躍しようとしてる国の、マイノリティに当る名前を持っていると逆に不利。アメリカなんかだと、今ヒスパニックが問題になっているので、ラテンっぽい名前をもってると逆に不利になります。


第三に、海外では名乗る名前は結構適当。自分で適当な名前をつけてそれを正式な通り名にしたり、名前を変えたりとか結構普通です。韓国人なんかは、アメリカに来るとアメリカンネームを作って通り名にします。海外で活躍したかったら、その地域に行ってから、そこで通じる名前をつけりゃいいんですよ。




だいたい、外人っぽい名前をつけて外人受けしようなんて考え方が間違ってます。日本人なら日本人の名前で活躍して、日本の名を上げろと。


なんか途中から愚痴っぽくなっってしまったけれど、結局これが言いたかったんですねw 最近意味もわからず横文字の名前をつける親が増えていて、イライラが募ってたので文章にしてみましたw




追記:

単なる欧米への憧れから横文字っぽい名前つけてる人も多いと思うけど、そんなやつらはむしろ相手にしないw